@article{oai:okiu1972.repo.nii.ac.jp:00000835, author = {桃原, 千英子 and 松本, 修}, issue = {1}, journal = {沖縄国際大学総合学術研究紀要}, month = {Mar}, note = {俳句の授業では、知識優先の指導が俳句の芸術性の理解を阻んでいる状況がある。それを改善する学習デザインには、次の4点が必要である。ⅰ探究的な課題を出発点に、学習者が教材の伝統的な言語文化としての価値を見いだす学習過程を作る。ⅱ個々が見いだした価値を共有するためのコミュニカティブな学習を作る。ⅲ探究的な課題につながる教材の価値を掘り起こすための教材研究を深める。ⅳ「二句一章」の条件を加えた改作のプロセスを加える。学習材として、漱石の「柿の葉や一つ一つに月の影」と、授業者の俳句を用いて、このような条件を備えた学習プランを作った。通常行われているような詳しい解説を行わず、この4点に対応した活動を行った。主な活動は、二つの句を比較し、良いと思った句の理由を書いて発表しあう。切れ字を使って、作成した自分の作品を改作する。俳句の良さについて自分の考えをまとめることである。結果を分析すると次のことがわかった。ⅰ学習内容においても、学習者が教材の伝統的な価値を見いだしていくプロセスは確認できた。ⅱ個々の学習者が見いだした伝統的な言語文化としての価値を共有するためのコミュニカティブな学習となり得ることも確認できた。今後は、対象の学習者の特性に合わせつつ、俳句の学習の導入としてこのような学習を行い、鑑賞の学習につなげていく展開を考えていきたい。}, pages = {75--89}, title = {中学校における俳句の読みと創作}, volume = {18}, year = {2015} }