@article{oai:okiu1972.repo.nii.ac.jp:00000833, author = {宮平, 盛晃}, issue = {1}, journal = {沖縄国際大学総合学術研究紀要}, month = {Mar}, note = {本稿は、琉球諸島に広く分布する、《シマクサラシ儀礼》の期日に焦点をあて、その実態の解明を目指し、2002~13年までの悉皆調査により確認できた事例群を、実施月、年間実施回数、複数年周期、臨時事例という項目ごとに分析を行ったものである。そして、その結果を踏まえ、先行研究との比較や検証を試みた。分析の結果、実施月、年間実施回数、複数年周期、臨時事例の各項目で豊富なバリエーションと大きな地域性があることが分かった。とくに実施月の分析によって、先行研究における主に2月、あるいは8月,12月に多いという説明は、琉球諸島全域でなく、沖縄本島中南部の特徴の一部を捉えたものであることが明らかになった。本儀礼の実施月を言及する際には、具体的な地域性を示す必要がある。臨時事例の分析では、沖縄本島の周辺離島に顕著であることが分かった。小野重朗は、臨時の防災儀礼が全国の中でも本州ではなく、奄美や沖縄にみられるのは、定期より古い形として周縁に残った結果であるとした[小野 1979:23]。その縮図のような分布形態が、シマクサラシ儀礼の臨時事例においてもみられることが明らかになった。}, pages = {41--54}, title = {琉球諸島における「シマクサラシ儀礼」の期日に関する研究:事例群の分析と先行研究との比較検証を中心に}, volume = {18}, year = {2015} }